│〈高橋池袋保健所長(健康担当
部長)〉 │
│ 山中生活衛生課長 │
│──────────────────────────────────────────│
│ 増田土木部長 北本交通安全課長 │
├────┬─────────────────────────────────────┤
│事務局 │ 岡田事務局長 外川議事担当係長 松村書記 │
├────┴─────────────────────────────────────┤
│ 会議に付した事件 │
├──────────────────────────────────────────┤
│1.
署名委員の指名・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1│
│ 山口委員、
吉村委員を指名する。 │
│1.
使用済み注射針の
回収事業について・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1│
│ 藻登知計画管理課長より説明を受ける。 │
│1.年末・年始の
資源回収・
ごみ収集について・
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2│
│ 竹内豊島清掃事務所長より説明を受け、質疑を行う。 │
│1.東京都の
自動車排出ガス測定局について・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3│
│ 高橋環境保全課長より説明を受け、質疑を行う。 │
│1.平成15年度
一般環境大気中(夏季)
ダイオキシン類の調査結果について・・・・ 7│
│ 高橋環境保全課長より説明を受ける。 │
│1
リサイクル環境フェアの実施結果について・
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7│
│ 佐野リサイクル推進課長より報告を受け、質疑を行う。 │
│1.食中毒の発生状況について・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10│
│ 山中生活衛生課長より説明を受け、質疑を行う。 │
│1.秋の
交通安全運動実施結果について・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12│
│ 北本交通安全課長より説明を受け、質疑を行う。 │
│1.今後の日程・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15│
│ 12月17日(水)午前10時 委員会を開会することとなる。 │
└──────────────────────────────────────────┘
午後1時2分開会
○
小林ひろみ委員長
只今より、清掃・
環境対策調査特別委員会を開会いたします。
会議録署名委員をご指名申し上げます。
山口委員、
吉村委員、よろしくお願いいたします。
───────────────────◇────────────────────
○
小林ひろみ委員長
本日の運営について申し上げます。
報告事項として、
使用済み注射針の
回収事業について他6件を予定しております。開会通知には載せてございませんが、年末年始の
資源回収・
ごみ収集についての報告を加えさせていただきました。
なお、本日、
リサイクルセンターへ視察に行く予定でしたが、工場のオーバーホールが急遽実施されることになったという先方の事情のため、中止することといたしました。これは事前にご連絡は申し上げておるところでございます。
本日、
池袋保健所長は、
長崎環境衛生協会指導者研修会の講師として出張のため、欠席をしております。運営については以上でございますが、何かございますか。
「なし」
○
小林ひろみ委員長
よろしいでしょうか。
───────────────────◇────────────────────
○
小林ひろみ委員長
それでは、
報告事項に入ります。最初に、
使用済み注射針の
回収事業の実施について、理事者より説明していただきます。
○
藻登知計画管理課長
それでは、お手元の方に
使用済み注射針回収事業の実施についてというA4の縦長のものと、それから黄色でチラシがお手元の方にご用意させていただいております。この2枚を使いましてご報告をさせていただきます。
A4の方の資料でございます。1番といたしまして事業の概要でございます。ここに書いてある記載のとおりでございますが、近年、糖尿病などの在宅で
注射療養をする人が増えてございます。そういう関係で
使用済みの注射針が一般家庭からごみとして多く排出されるようになってきてございます。これらを受けまして、
使用済みの注射針を薬局で、効率的、それから安全に一応回収をして適正処理をするということでございます。その下に、
回収事業の流れということで、左の方に在宅患者から右の方に
産廃処分業者まで、それぞれマスと、それから矢印で表示をしてございます。矢印の下にそれぞれ番号が書いてございますが、この番号の説明が下の方の(1)から(4)まででございます。まず最初に、薬局では在宅の患者さんが注射針を購入をする際に、この
使用済みの注射針を入れます
回収容器を配布をいたします。これはどういうものかといいますと、丸い
ウェットティッシュの箱がありますけれども、それをちょっとイメージをしていただければと思います。そういう小さなものでございます。(2)番といたしまして、患者さんが
使用済みの注射針の入った
回収容器を、注射針を購入した薬局の方へいっぱいになりましたら持ち込みます。薬局の方では、持ち込まれた容器が一定量になるまで薬局内の保管庫に保管をしてございます。この保管庫というのは、つりで使います
クーラーボックスをイメージしていただければと思います。薬局から区の
薬剤師会、
管理センターへということで、(3)番でございますが、薬局では、ある程度たまりましたら区の
薬剤師会の
管理センターの方に、薬剤を取りに行くときに
回収容器を持ち込みます。(4)番といたしまして、
管理センターの方では、各薬局の方からそれぞれ持ち込まれました
回収容器、これは集積されるわけですが、それがたまりましたら、産廃業者の方へ処分を委託するという形になってございます。
2番目といたしまして、実施時期でございます。これは今月の11月1日から実施をしてございます。豊島区から東久留米の9区3市で実施するということでございますけれども、実は、目黒区は11月1日から実施をする予定で進めてございましたけれども、目黒区の方では、目黒区の
薬剤師会に入っている薬局が全部一緒にやりたいということで、2カ月ほどずらしてございます。ですから、目黒区につきましては、16年1月から実施ということで、11月現在では8区3市ということになります。この事業につきましては、昨年の11月から都の
モデル事業ということで、既に杉並と練馬区の2区で実施をしてございます。
3番といたしまして、都の
支援策等ということで、東京都では新聞、テレビ、それから報道機関への情報提供、それから事業の
立ち上げ経費の4分の1を、東京都の
薬剤師会に補助をしてございます。東京都の
薬剤師会は、事業を実施する区の
薬剤師会に対しまして、店頭の看板ですとか、あるいは患者さんが入れる
回収容器などの物品を支給してございます。
4点目といたしまして、豊島区の支援策でございます。広報としま、もう既にこれは発行してございますが、10月25日号の方に掲載させていただきました。それから、あわせまして区のホームページの方でも周知をさせていただいてございます。3番目といたしまして、周知用のチラシを作成いたしまして、町会の回覧、あるいは主な区の施設の窓口の方で配布をしてございます。そのチラシがお手元の方の黄色いチラシになります。豊島区の薬局屋さんがどこがやっているかというのは、このチラシの裏側に記載がございます。これは住所順に記載がございますけれども、全部で90店舗書いてございます。
私の方からは以上でございます。
○
小林ひろみ委員長
報告が終わりました。ご質疑をお願いします。
「なし」
───────────────────◇────────────────────
○
小林ひろみ委員長
年末・年始の
資源回収・
ごみ収集について、理事者より説明いただきます。
○
竹内豊島清掃事務所長
資料№2をご覧いただきたいと思います。
清掃環境部計画管理課となってございますが、
リサイクル推進課、
清掃事務所の3課の共同の内容でございます。それでは、年末・年始の
資源回収・
ごみ収集について案件を追加していただきまして、その内容についてご説明させていだたきます。
資源回収・
ごみ収集でございますが、年末につきましては、12月30日火曜日まで
曜日どおりの
資源回収・
ごみ収集を行います。
繁華街地区につきましては、12月31日水曜日まで収集を行う予定でございます。それから、年始につきましては、1月4日は水曜日地区を
資源回収・
ごみ収集を行う予定でございます。1月5日月曜日からは通常の
曜日どおりの
資源回収・
ごみ収集になります。
(2)番目といたしまして、
粗大ごみでございますが、12月27日土曜日まで受付をしてございます。12月中旬以降の受付分につきましては、新年度の収集になる予定でございます。年始につきましては、1月5日から受付を開始いたします。
(3)番目の動物死体の収集でございますが、12月30日火曜日の午前中まで受付をいたしまして午後までに収集をいたします。年始につきましては、1月4日日曜日から受付・収集を開始いたします。
大きな2番目といたしまして、家電・
パソコンリサイクルでございますが、
家電リサイクルにつきましては、12月27日土曜日まで受け付けます。年始につきましては、1月5日月曜日から受付を開始いたします。
パソコンリサイクルにつきましては、12月26日金曜日まで
問い合わせ受付をしてございます。年始につきましては、1月5日月曜日から
問い合わせ、受付等を開始いたします。
大きな3番目といたしまして、
リサイクルセンターの運営でございますが、12月28日日曜日まで開館してございます。年始につきましては、1月6日火曜日から開館予定でございます。
大きな4番目といたしまして、これらのお知らせの予定でございますが、広報としまでは12月15日号に掲載する予定でございます。町会等の回覧につきましては、12月中旬までにチラシをつくりまして回覧する予定でございます。集積所へのお知らせでございますが、これも12月中旬に掲示する予定でございます。
恐れ入りますが、裏面をお開きいただきたいと思います。裏面につきましては、只今申し上げましたものを一覧表にした表でございまして、★印につきましては、資源の回収・ごみの収集日でございます。〇印につきましては、開館する日となってございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
小林ひろみ委員長
説明が終わりました。ご質問をお願いします。ございますか。
○
小林ひろみ委員長
これは豊島区じゃないからあれなんですが、
粗大ごみの
収集受付というのがございますね。
インターネットのみ受付とあって、それで
インターネットの受付も一週間ぐらいお休みになりますよね。それで、私もこれをやってみて大変便利だったんですけれども、
インターネットだから人がいなくてもうまくやっていけるのかなと思ったけど、そうではなくて、やはり人がいてちゃんと管理をしているから、お休み中は全然受付できないということなんですか。その辺わかりますか。
○
竹内豊島清掃事務所長
共同で運営しているものですので、
受付センターの方で
インターネットもあわせてそこでやっているものですから、申しわけございません、後ほど調べてご説明にお伺いします。
○
小林ひろみ委員長
ご質問が他になければ次に移りますけど、よろしいでしょうか。
───────────────────◇────────────────────
○
小林ひろみ委員長
それでは次に移ります。東京都の
自動車排出ガス測定局について、理事者より説明をお願いいたします。
○
高橋環境保全課長
それでは、お手元の資料3番をお取り出しください。東京都の
自動車排出ガス測定局についてということですが、東京都が設置しております
自動車排ガスの測定局、現在区内に1カ所、
明治通りに面しました
千川上水公園内にあります。この測定局なんですが、一昨年、平成13年10月までは、雑小の敷地内にございました。雑小の廃校と
福祉基盤施設の建設に伴いまして、現在の
千川上水公園内に仮移転しております。
福祉基盤施設ができた時点でもとの場所に戻そうという予定でおりましたのですが、現在の区の
財政状況、あるいは東京都の
考え方等を踏まえまして、当初の場所、要するにもとの場所に戻すことは無理と判断しました。現在地であります
千川上水公園内に継続して設置することとするということでございます。
下の方の2番に、
福祉基盤施設に戻す場合の区の概算の負担額と書いてございます。移転にかかる経費で約300万円。
福祉基盤施設の建物の中にそういった測定室を設置するための経費が約330万円。計630万円ほどがかかってしまうということです。
3番目ですけれども、移転に当たっての東京都の考え方ということで、昨年の11月以降、東京都側ともやりとりをしていたのですが、(1)番ですが、
測定局自体は東京都の運営するものなんだけれども、移転というのは区の事情によるということで、移転経費について東京都で負担することはできませんということがはっきり言われてしまっております。(2)番ですが、さらにそれ以上東京都に負担を求めるということであれば、
豊島区内からの測定局の撤退、あるいは廃止もあり得ますよと、そういうような東京都側の意向でございました。そういうことで、現在地のところにこのまま置きたい、置こうということです。
4番目に、今後の検討事項ということで書いてあるのですが、現在、区内にある大気汚染の測定局、あるいは測定室と呼ばれているものが、区設置が3カ所、都設置が現在の
自動車排ガスの分ですけれども、1カ所。計4カ所ございます。今後の測定局、測定室の
適正配置等の観点から、今後の区の
財政状況を見守りながら、将来的には再配置等も検討していきたいと考えてございます。
裏面をご覧ください。現在の測定局、測定室の
配置状況です。一般的に区別するために、東京都設置のものを測定局と呼んで、区設置のものを測定室と呼んでおります。内容は変わりございません。左下のところに書いてあります、
都設明治通り南池袋測定局というのが13年の10月までありました雑小の敷地内です。これが現在なくなりまして、右上の方ですけれども、
都設明治通り西巣鴨測定局というところに動いてございます。このような状況の中で、いずれは再配置等も考えていきたいという内容でございます。報告は以上でございます。
○
小林ひろみ委員長
説明が終わりました。質疑をお願いします。
○
山口菊子委員
ちょっと伺いんだけれども、将来的に再配置を考えるということは、今、例えば仮設として
千川上水公園内に設置したということそのものが、測定する場所としての適正地ではなかったということになるのですか。
○
高橋環境保全課長
裏面の配置の場所を見るとわかるのですが、現在ある
千川上水公園、かなり北側ですので、
豊島区内全体のバランスから見ると、当初あった雑小の
跡地当たりというのでしょうか、その辺にあった方がいいかなと思っております。将来的に再配置ということで、例えば池袋の測定室、今、B館の屋上にあるのですが、それが例えばもう期限が過ぎてしまうような時に、それを移すということはできないだろうか、あるいは都設の測定局なんですが、いずれこれが例えば
事務移譲で区の方に来るなんていう可能性もなきにしもあらずと。要するに、そういった時にもう一度再配置を考えていきたいと。なお、仮設置で
千川上水公園に今持っていっておりますが、設備自体は本施設ですので、中身自体は通常の測定はしてございます。
○
山口菊子委員
私の聞き方が悪かったんだと思うんだけれども、適正なところに配置をするということは、豊島区全体の状況を知るために測定するわけでしょう。例えばこの雑小のところが工事だからどかさなきゃいけない、それはわかりますね。どかした後、どこに仮に持っていくかといったときには、雑小の位置であった意味が、それが保障されるような、そこであったことが維持できるような場所に設置するのが普通であって、例えば全くこの西巣鴨の方に持って行った時は、例えば巣鴨の測定室とはとても近いとか、いろいろそういう意味もあって、適正な配置というふうに言われているというふうに私は理解をしたんだけれども、だとしたら、仮に置くとしても、雑小の近くの方に仮に置くべきだったんじゃないかと、ちょっとその辺のところの、仮であるにせよどうしてそっちへ行ったのか、もしそこがふさわしいのであれば、別に動かす必要もないし、再配置をするというのだったら、最初、例えば仮だからと空いているところにぽんと持って行ったというのだったら、すごく考え方としては軽率だったと私は思うし、測定している意味づけがはっきりしているのであれば、ここが一番ふさわしいところ、
南池袋測定局のこの位置と同じような測定の効果というのかしら、意味があるというところに、近くの施設に置くとか、近くの公園を探すとか、何か他に方法があったというふうに思うのですけれども、その辺のところがちょっと、再配置の考え方と仮のと、今の全体の説明というのがよくわからない。
○
高橋環境保全課長
一応、都設の
測定局自体は
自動車排ガスを図るものということになっています。東京都の場合には
幹線道路をベースに、
明治通りとかいろいろな
本郷通りとかあるわけですけれども、我が区の方では
明治通りの沿線ということで、沿線の交通量であるとか、大型車両の混合割合であるとか、そういったものを設定しながら、
明治通り沿いということで設置してございます。
千川上水公園に仮で移った時は、同じ
明治通りでないとデータの
継続性等から見てよくないだろうということで、
環境保全課の方で幾つか適地をリストアップして検討した結果、
千川上水公園が一番いいだろうということで設置しました。
幹線道路ということであれば、現在ある
千川上水公園でも
明治通りですから構わないわけですが、やはり若干北過ぎるかなという気はしております。ですから、できれば将来的にはもうちょっと南側の方に移したいなと思っておりますけれども、現在のままであると、
千川上水公園のものを直接動かせるだけの財政的な面もありますので、将来的には、先程申しましたような、B館の屋上を使うということもできますし、現在ある
千川上水公園のものが、例えば
事務移譲で我が区の方に来た場合には、それを動かすということもできるかなと、そういう意味で考えております。
○
山口菊子委員
私のお尋ねの仕方が悪いのかもしれないけれども、たとえ仮設であれ、同じ
明治通り沿いで、もともと雑小のところにあったものを動かすとしたらば、私だったら例えば、いろいろ考えただろうけれども、例えば千登中の方が近いわけですよ、南の方とすれば。沿線で公共施設で一定の場所を取るとしたらばあるわけよね。それでも西巣鴨に持って行ったということは、何ら効果の問題、測定することについての意味づけからいって問題はないというんだというふうに、だとしたらば、将来的に動かす必要もないし、でも将来は動かしたいんだ、その方がこっちに寄り過ぎているから南の方に欲しいんだとしたらば、将来の問題ではなくて、今測定しているその数値がどうなのかということが私たちにとっては問われるわけではないですか。それが仮設にせよ、そっち側にわざわざ持って行って結構距離はありますよね。豊島区は狭いから、ここから西巣鴨まで雑小から自転車で行ったって大した距離ではないけれども、でもやはり、わざわざそこを選んだ、また南の方が必要だとしたら、仮施設であれここに設置したことがおかしかったんじゃないかととられますよね。本当に必要な測定値を得るためだったら、やはりどこに仮に置くかというときに、やはり雑小に近いところに置くとかというのが筋だと思うのだけれども、仮にせよそっちへ持って行ったという考え方がそもそもわからない。それでよいのだったらば、何も再配置する必然性はないし、ちょっとその辺のところが矛盾していると思うのだけれども。
○
河原清掃環境部長
まず先程、課長から答弁しましたように、
明治通り沿いということで、そういう観点で含めまして
千川上水に持っていきまして、数字的にも南池袋に置いていたのと変わっていないということで、基本的な考え方についてのベースをしながら持っていってございます。ただ、当初、一回戻すという考え方をしておりましたので、そういう意味では戻すということを含めた時にどうかということが一つあります。それと同時に、
排ガス等、今後区としていろいろな測定等をしていく中で、将来に向けてはもう一度、今回の配置とは別に、将来測定する場所の再検討等も、広い意味での必要という意味で最後に今後の測定局・室の
適正配置の観点というような書き方をしたということで、今、委員さんがご指摘のように、おかしいのであれば最初からというようなことでごもっともなお話でございます。ただ、この文章につきましては、将来このままの場所ですべてということじゃなく、もっと広い意味で排ガス測定をやっていく意味での再配置というようなことでの意味で捉えていただければと思っております。そのような観点でございます。
○
山口菊子委員
大したことじゃないけれども、何のために私たちは測定をしてもらって、その測定の数値についてみんなで検討していくなり、何であるかということをちょっとベースにあるわけだから、この説明というのは、わかるわよ、お金がないから元には戻せない、最初は戻すつもりだったけど戻さないことになりましたと、それはそれで結構よ。それはそれでいいんだけれども、でも、やはりちょっと片寄り過ぎているから南にも必要だというのであれば、仮施設にせよ、南の方に置くのが本来であって、その辺の話は矛盾していると私は思うの。だから、やはり今、
部長が言ったって、全体の再配置を全体で考え直すというなら、それはそれで別の話であって、ちょっとその辺はしつこいようだけど、私は納得しないし、今説明をこれ以上求めたって返ってこないだろうけれども、私はやはり、もし本当に効果として測定する効果をどう考えるかといったときに、やはり南にも必要だというのだったら、仮施設も南に置くべきだったと思う。としか受け取れないのです、どうしても。
○
河原清掃環境部長
私どもは、仮施設についてどうするかという中では、当然ながら
明治通りの排ガス測定をしておりましたので、そういう中で、あらゆる視点を含めまして、
千川上水ということでベストだろうと、その時点では考えてきて置いております。ただ、先程の課長の答弁の方について、このままの位置図とか、将来考えたときにどうかという部分で答弁をした部分があろうかなと。今、
山口委員さんへの答弁を含めまして、ご指摘は私も十分理解しております。したがいまして、私どもは最初から仮移転ということも全部含めまして、ここが今とりあえずベストだと。その後の数値を移さない、移すということがあった時点で、数値も南池と全部測りまして、やはりここの数値も従来の数値とも比べた段階で、やはりここでは十分測定できるという観点で、最終的にこういうふうにしました。繰り返しますけれども、将来にわたっては、もう一度あり方論については再検討の余地はあるというようなことで、同じような答弁になりましたけれども、申しわけございません。
○高橋佳代子委員
すみません、今の
山口委員のご質問の中にもあったのですけれども、これは非常に地形も関係があるんじゃないかなと思います。特に、今ご指摘がありました千登世橋なんかの方がちょうどくぼんでいるのですね、あそこが一番。私は子供のころからあそこで育っているのでよくわかるのですが、非常にぜんそくの発症率が高い地域でございまして、そこら辺、どうしても真ん中に置かなければならないとかということならあれですけれども、やはり測定するのであれば、新宿なんか、牛込柳町みたいな、本当に一番くぼんでいるところといいますか、排ガスがたまりやすいところですね、そういうところをご配慮いただいて、しっかりと測定値を決めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
小林ひろみ委員長
他にございますでしょうか。
「なし」
───────────────────◇────────────────────
○
小林ひろみ委員長
それでは、次に移ります。平成15年度
一般環境大気中(夏季)の
ダイオキシン類の調査結果について、理事者より説明いただきます。
○
高橋環境保全課長
それでは、春・夏・秋・冬、四季にわたりまして、
一般環境大気中の
ダイオキシン類の調査をしてございます。今回、夏の分ということでご報告させていただきます。測定の結果なんですが、1ページ目の一番下の表をご覧ください。区が調査しているのが左端の方ですが、巣鴨の第一児童館、長崎の健康相談所。一組側が測定しておりますのが文成小学校と豊島清掃工場内、あと千登世橋教育文化センターと計5カ所になってございます。
二つ目のマスのところですけれども、今年の8月1日から8日までの7日間ですけれども、連続測定をした結果です。巣鴨の第一児童館が0.052と。長崎健康相談所が0.058。以下、千登世橋が0.060。5カ所の平均で0.063ピコグラムというような値でございました。この表の一番右端に、平成14年度の平均値が載ってございます。全体で0.13ということですので、5月の測定値、8月の測定値ともかなり低い値に推移してございます。
裏面をお願いいたします。参考の1は調査した時点での風向、風速、粒子状物質等の測定値。
参考の2番としましては、東京都が都内全域で測っております測定結果の速報ということで入れてございます。4月から8月末の値ということです。
参考3がダイオキシンを測っている調査地点の図でございます。豊島の清掃工場を中心にしまして、東西南北4カ所、計5カ所で測ってございます。今のところ、かなり測定値も低くございますので、特に大気中のダイオキシン濃度、
豊島区内では大丈夫というのでしょうか、かなり低い値となっておるというのが結果でございます。
以上でございます。
○
小林ひろみ委員長
説明が終わりました。質問はございますでしょうか。
○
山口菊子委員
考え方なんだけれども、例えばこういうのをせっかく報告してくださるのだったら、少し例えば、経年が少しわかるように、例えば平成元年ぐらいだとか、5年単位ぐらいの同じ時期のものもちょっと一緒に出していただくと、ダイオキシンは極端に1カ月、2カ月とかそんなんで特別何かの事故でもない限りは、そう極端にならないと思うのです。例えばせっかくならば、過去10年とか当然持っているわけだから、資料が。そういうのもちょっと付けてくださるといいなというふうに、また次回からこういう機会が毎回やるわけだから、ぜひその時はお願いします。
○
高橋環境保全課長
平成10年から測定しておりますので、過去の経年変化がわかるようなデータは入れるようにいたします。
○
小林ひろみ委員長
他にございますか。
「なし」
───────────────────◇────────────────────
○
小林ひろみ委員長
次に、
リサイクル環境フェアの実施結果について理事者より説明いただきます。
○
佐野リサイクル推進課長
それでは、
リサイクル環境フェアの実施結果についてご報告申し上げます。5番目の資料でございます。10月25、26日の二日間にわたりまして、区民センター、生活産業プラザをメイン会場といたしまして、環境フェアを実施いたしました。今回12回目ということで、平成4年以降毎年実施しているリサイクル環境関係のイベントでございます。
2番目の実施内容をごらんいただきたいのですけれども、左側に会場、右側にそれぞれの会場での催し物を記載してございます。今回の特徴でございますけれども、表の下の※印の1番目でございますが、再利用事業を中心とした内容で構成をいたしました。具体的には、区民センターへの1行目にございますバザー、家具等のリサイクル、再生品販売、それから中池袋公園のフリーマーケット等でございます。
来場者数でございますけれども、5番に記載してございます。5千140名ということでございます。ちなみに昨年は3千300名ということでございまして、このイベント、例年天候によりまして、かなり来場者数が上下いたしてございます。今年の場合は日曜日が大変天気がよかったということで、大勢の方に訪れていただきました。
それから、2番目の実施内容の※印の2点目でございますけれども、実はここに記載がありますように、区施設の生ごみを原料としてつくられた堆肥、この堆肥で育てた里芋の寄附が区の方にございました。この啓発イベントに絡めまして、先着何名という形でこの里芋の配布をしてございます。
それから、最後になりますが、6番目の実績等の方をご覧いただきたいと思います。記載のとおりの実績でございますが、特徴的なことは、区民センター1階のバザー、こちらは実績が59万1千円余という数字でございますが、この売上げが昨年に比べると10万円程度増加しているという点がございます。また、中段の区民センター4階の家具等のリサイクル、こちらは
リサイクルセンターの出張販売のような形で、大型、中型、具体的には本棚ですとか、テレビ台ですとか、そうした家具のリサイクルを抽選で有料であっせんしたというものでございますけれども、こちらの方がかなり65点ということで出たということがございます。また、中池公園の方では、フリーマーケットを実施いたしまして、25日、26日それぞれ別団体によりまして開催をいたしましたが、ご覧いただきますとわかりますように、売り上げの金額の方が、やはり天候が日曜日の方がよかったということで、1点当たりの売上げを見ましても、土曜日の方は1点当たり6千100円程度の売上げでございますが、日曜日の方は9千200円程度ということで、日曜日はかなりあっせんした品物の量が多かったということでございます。
以上でございます。
○
小林ひろみ委員長
説明が終わりました。ご質疑をお願いします。
○高橋佳代子委員
私もこれは行かさせていただきまして、里芋をちょうだいした一人なんですけれども、非常に立派な里芋で、お話を伺いますと小学校から出た残飯とかで、そういう部分をコンポスト化して肥料として使って育てられたというお話で、私も子供にそれを見せながら、一緒に料理をしたんですけれども、こういった例えば学校で出ている残飯から得た肥料ですね、そういうものを使ってまたさらにつくった食品を、例えばちょっと委員会が違うのかもしれないのですけれども、そうやって環境教育の一つとして、何かできる部分はないのかななんて、ふと思うのですけれども、難しい部分がありますでしょうか。ちょっとお伺いしたいと思います。
○
佐野リサイクル推進課長
本区では、区立の施設二百数十施設から出た生ゴミを、リサイクルという観点で生ゴミを堆肥にいたしまして、豊有機という商品名の堆肥をつくっております。ただ、現在非常に生ごみのリサイクルということで、可燃ごみの3、4割程度を占めると言われております生ごみのリサイクル手法が、これから豊島区にとっても重要な課題になってきてございますので、ご指摘のような生ゴミをいろいろな形で加工して、リサイクルできるようなルートをつくって、将来的にそうしたものをつくっていかなければいけないという認識は持ってございます。
○高橋佳代子委員
毎回は非常に大変だと思うので、本当に年に一回でもそういった部分で、何かまた次世代の子供たちの教育のための環境教育といいますが、リサイクル教育の一つとして、何かそういう部分で役立てていけたら非常にいいなと思いますので、またご検討いただければと思います。よろしくお願いいたします。
○
小林ひろみ委員長
私も26日の日に伺いました。二点あって、一つは、今、里芋がなくなりましたというのが随分目立っていて、あら残念だったなと。お昼ごろ行ったんですけれども、なくなっちゃっていたんですけれども、どのぐらいの量をあれしたのか。それから買ったんですか、それともそういう協力をしていただいたというようなことなのか、その辺のところを説明していただきたいなと思います。
○
佐野リサイクル推進課長
まず1点目の寄附をいただいた量は里芋400キログラムということでございまして、配布の方法といたしましては、土曜日、日曜日それぞれ先着150名ということで来場された方にお渡しをいたしました。それで、このお話の発端といいますか、豊島区の214の区立施設から出ております生ゴミ、それを原料にいたしまして、区内の太誠産業という業者さんがコンポスト化をいたしまして、堆肥をパウダー状に精製をいたします。そのやっている農家というのが群馬県の方にございまして、業者がそちらの農家と提携をしておりまして、その業者と、それから群馬県の農家のご厚意ということで、両者からの寄附という形で受けてございます。
○
小林ひろみ委員長
そんなことを言ったらいけないけれども、そんな立派な里芋だったら、見るだけでも見てみたかったなというのが、私の感想です。本当にやけに目立ったので、大変やっぱり人気はあったんだろうなと思うし、やはり高橋さんと同じ意見なんですが、大事なことだなと思ったので、学校給食とかに使うとかそういうことができない。例えば栄養士さんが食の教育をやっていますよね。そういうところに使うとか、そういうのはできなくもないんではないのかなということなので、具体的に言うと、そんなこともやってみていただけたらと思います。
もう一つは、私は、たしか12時過ぎぐらいに行ったんですが、まず何も持たずに行ったものですから、産業プラザに行ったのです。私はてっきり産業プラザの上の方で何かやっていると思って、エレベーターに上っていたら何もやっていないのですよね。1階と地下1階だけで、やはりメイン会場が区民センターだったということで、あそこはエコプラザなのにあまりエコというか、
リサイクル環境フェアなのに、あそこがメイン会場じゃないというのは、ちょっとやはり腑に落ちないというか、知ってる人にとってはどうしてかなというふうな思いがあったように一つは思います。
それから、前はバザー会場が4階だったと思うのです。逆にみんな4階に行ってずっとおりてきて、人の流れができていたように思うのですが、今回は4階はちょっとそういう意味で寂しかったのです。私が行った感じですよ。途中も何もないから、それはしようがないんだけれども、若干規模が小さくなったように思うのは、私の思い込みなのか、そういうことではないというふうにお答えはあると思うのですが、ちょっとその辺が腑に落ちないところもあるので、説明をいただければと思います。
○
佐野リサイクル推進課長
まず1点目の生産プラザをメイン会場のような形になっていないというご指摘でございますけれども、やはり来場者、集客数を確保したいというのが、こうしたイベントの場合、集客力イコール事業の実績というようなことにつながってくると思っておりますので、やはり立地の面で、区民センターが通行人の方の多いところに面しているという点で、有利性があるということと、あと、使い勝手の面で、やはり生産プラザより区民センターの方が上下の階の移動が、階段等すぐ使えるというようなことで、しやすいという点でずっと区民センターの方を使っているという経緯がございます。
それから2点目のバザー会場が、昨年4階だったものが今年は1階になっているという点でございますけれども、昨年、バザーの会場を4階にしたことで、いろいろデメリットと申しますか、いろいろな課題が出てまいりまして、例えばやはりバザーともなりますと、品物の搬入が非常に量が多いという点で、4階まで上げるためには、やはりエレベーターを何回も往復しなきゃいけないという点ですとか、あるいは片付けの時、なかなか下までおろすのに時間がかかるというようなことで、今年はそうした反省等も踏まえまして、1階で実施をしたということでございます。
それから全体として、従来より小規模になったのではないかというご指摘なんですけれども、まさに私どもも、そういうふうに認識をしてございます。というのは、私ども、やはりこの環境フェアを実施する際に、いろいろ飾りつけですとか掲示ですとか、いろいろな面で工夫をしているわけですけれども、今年はなるべく費用対効果の面で簡素化といいますか、それほどお金をかけないで職員の手づくりで、それほど労力もかからないような形で、それでも従来より成果を上げるような形でやっていこうというようなことを念頭において準備をした結果、そのような形に移ったものだと考えております。
○
小林ひろみ委員長
派手にやることだけがいいことじゃないのですけれども、やはりもちろん人に来てもらうというのは大事ですけれども、やはり中身が伴わないと寂しいかなと。やはりバザーだけで来る。バザーで来ることが悪いとかそうじゃないんだけれども、そういうことじゃなくて、あそこへ行くと本当いろいろ勉強になるのですね。私も今回初めて、公共施設に付ける風車、小さい風力発電の会社なんかが出ていて、もともとは別の仕事なんだけれども、こんなのもやっているんですなんていうのがあって、これはおもしろいなとか思ったところもあるので、やはりちょっとそこのところを、私自身はちょっと寂しいなというふうに思ったので、一応、それだけは指摘をしておきます。
○
小林ひろみ委員長
他に何かございますか。
「なし」
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○
小林ひろみ委員長
次に、食中毒の発生状況について、理事者より説明をいただきます。
○山中生活衛生課長
食中毒の発生状況についてご報告をさせていただきます。
資料1枚ものでございますけれども、15年度の食中毒の発生状況でございますが、今年度は今のところ1件でございます。ここに表になってございますけれども、本年の9月18日に発生してございます。それで、この食中毒の発生の場所でございますが、南池袋一丁目にございます飲食店でございまして、焼き鳥屋さんでございます。この食中毒の探知でございますが、9月25日に板橋区の病院のお医者さんから東京都に連絡が入りまして、それで東京都を通じまして池袋保健所に連絡が来たということでございます。その内容は、板橋の病院に入院中の患者さん、練馬区にお住まいの方でございますが、食中毒の疑いがあるというようなことでございます。それで、入院患者の様態でございますが、9月18日の夕方から倦怠感、発熱がございまして、深夜になりまして体温が38度。それから水溶性の下痢が始まったというようなことでございます。そういう連絡を受けまして、調査に入ったわけでございますが、この入院患者の方は、同じ会社の同僚二人と行動をともにしておりまして、他の二人も食中毒らしい症状が出ているということが判明いたしました。したがって、患者はその時点で3名でございます。この同僚の方お二人から検便をいたしまして、それで検査いたしましたところ、カンピロバクターという食中毒菌が検出されたということでございます。この3人は、
豊島区内にございます、この焼き鳥屋さんで9月15日に夕食を取っているということでございます。その食べたものでございますが、焼き鳥、あるいは塩辛、鳥わさとか、鳥ユッケ、お茶漬けなどを召し上がっているということがわかりました。このお店に対しましては、池袋保健所の食品衛生監視員がお店に立ち入り調査をいたしまして、そのお店で提供されていたものと同じものがございますので、当日のものは当然残ってございませんので、同じ種類のものをそのお店から収去いたしまして、東京都の健康安全研究センター、もとの都立衛検でございますが、そちらの方に検体を持っていきまして検査をお願いしたということでございます。その結果、鶏肉でございますが、ササミとかレバー、ハツ、こういうものからカンピロバクター菌が検出されたということでございます。
この3人の調査でございますが、当然そのお店以外にも、その前後の日にどこで何を食べたかというのを調査いたしました。その結果、3人が一緒に食事していると、一緒に食べているという場所がこの豊島区の飲食店しかなかったということでございます。それから患者の便、それからお店の食材から同じカンピロバクター菌が検出されたということでございます。なおかつ、病院のお医者さんから食中毒という診断も出されたということでございまして、あわせまして池袋保健所としましては、そのお店で召し上がった食べ物で食中毒が起こったと断定したということでございます。このお店に対しましては、10月3日から9日までの7日間の行政処分ということで、豊島区長から営業停止命令を出しました。以上がこの事件でございました。
なお、カンピロバクターというのは、ご存じだと思いますけれども、下にちょっと注釈がございますように、家畜とか家禽、ペット、こういうものにおりまして、食肉、特に鶏肉による中毒例が最も多いということでございます。
それから、裏面をちょっとご覧いただきたいと思います。本年度は1件でございますが、過去3年間を参考までに一覧にさせていただきました。12年度から14年度でございまして、毎年度、
豊島区内5件の食中毒事件が発生しているということでございます。管轄につきましては、もとは二つの保健所でございましたので、池袋と長崎ということでございまして、14年度から池袋保健所に一つの保健所になりましたので、まとめてございます。ご覧いただきますとわかりますように、原因物質はさまざまでございますが、最近、特にこの原因物質の中にSRSVというのがございますけれども、小型球形ウィルス、現在は学名を使いましてノロウィルスと言っておりますが、貝類ですね、生ガキ、こういうものが原因となりまして、発生します食中毒が多くなってございます。14年度の東京都全体の食中毒118件ございますが、もっとも多いのがこのSRSVという、このウィルスを原因といたします食中毒でございます。したがって、これから冬にかけまして生ガキのおいしい時期でございますけれども、ご注意いただきたいと思います。
以上でございます。
○
小林ひろみ委員長
説明が終わりました。ご質疑をお願いいたします。
○
小林ひろみ委員長
カンピロバクターが発症するまでの潜伏期間が長いというのがわかりました。9月25日に通報があって、25日にカンピロバクターがわかったのですよね、これを見ると。そうじゃないのかしら。その辺がちょっとわからないのですけれども、10月3日まで8日間あるじゃないですか。もっとあるのですか.3日から9日間の7日間の営業停止というのですけれども、随分時間がかかっちゃっているなと思うものですから、この辺がなんでそういうふうになっているのか教えてもらえればと思います。
○山中生活衛生課長
このお三方がですね、食事をされたというのが9月15日でございます。それで実際に食べてから発症というか症状が出たのが18日ということでございます。それで、それぞれ具合が悪くなりまして、病院などに診察を受けたりいたしております。それで、この入院患者の方でございますが、これは実は9月25日にまだ症状が治らないということで入院された方でございまして、そこで診察をしたお医者さんから通報があったということでございます。そうしまして、通報があって初めてわかるわけでございまして、そこから調査に入りまして、それで検便とか、あるいは食べ物の食材の方の検査をいたしますので、そうしますと、検査の結果がわかるまでちょっと時間がかかります。一週間か二週間程度かかる場合もございますので、したがって、食中毒と断定する時期がちょっとずれてくるということでございます。したがって、保健所として最終的に判断いたしましたのが10月3日ということでございまして、検査結果もはっきり出たという段階で、そういう処分ということになったわけでございますので、その辺のタイムラグがどうしても出てくるということでございます。
○
小林ひろみ委員長
それで、その後の、この方たちだけで他には出ていないということだと一つは思うので、それですから広がらなくてよかったなと思っているのですけれども、これでは現実には対応ができないと、食中毒になるようなものがあった時には、現実には今のやり方では対応かできないのかなと思っちゃうのですけれども、もし広がるようなものであったとしたら。やっぱりそうなんですか。
○山中生活衛生課長
食中毒の要因菌の方によりますけれども、例えばO-157なんかもございますけれども、相当激しい下痢の症状が出ますので、それで感染力も強いということがございまして、そういう具合に、当然複数の方からそういう訴えが出てくるというのが通常でございます。今回の場合、鶏肉ということでございまして、カンピロバクターというのは乾燥に弱い菌でございますので、それほど広がるというのはございませんで、このお店に聞き取り調査も行いましたけれども、幾つか都内に店舗を持っておりまして、そちらの状況もお聞きしましたけれども、そういう苦情がないというようなことでございました。したがって、今回3人の方だけがそういう症状になったということでございます。
この食中毒の場合、病原菌にもよりますけれども、体調とか体力、その人のお体の状況によりまして症状が出たり出なかったりとか、要するに同じ物を食べても出る人と出ない人がいるというのがございまして、なかなかその辺でみんながかかるというものではございませんので、その辺の食中毒という時点がはっきりしないという、そういうこともございます。今回の場合は、そういう病原菌でございましたので、特に被害の拡大というのはなかったというふうに思っています。
なお、お店に対しましては、当然そこでの食中毒ということでございますので、衛生面の改善ということで、お店については改装と、あるいは調理場の改修も行って、衛生状態については十分こういう事故が起こらないような、そういう状況に改善をしていただいている状況でございます。
○
小林ひろみ委員長
これで終わりにしますけれども、改善をいただいているということは、改善をしなければいけないところがあったということなんだろうなと思いますので、なかなか商売をやっている人にとっては大変なんですが、やはり被害が出ちゃうと、被害を受けた人にとっては本当に一週間もそんな熱とかあれで悩まされるんじゃ大変ですので、対応についてはきちんとやっていただきたいと思います。
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○
小林ひろみ委員長
それでは、次に移ります。最後に、秋の
交通安全運動実施結果について、理事者より説明していただきます。
○北本交通安全課長
それでは、お手元にございます秋の交通安全運動の実施結果についての資料に基づきましてご報告いたします。この運動につきましては、8月26日に開催されました交通安全協議会で秋の豊島区
交通安全運動実施要綱を決定して実施したものです。まず、運動の1点目、運動の目的ですが、交通安全思想の普及・浸透を図りまして、区民の皆さんが交通ルールを守り、交通マナーを実践して交通事故防止の徹底を図るということを目的としております。
運動の期間につきましては、昨年同様でございますが、9月21日の日曜日から9月30日の火曜日、10日間です。
実施機関につきましては、豊島区以下、各鉄道事業者、これも昨年と同様でございます。
運動の重点につきましては、3点ございまして、このうち1点目の高齢者の交通事故防止、特に薄暮時における歩行中の事故防止。それと3点目のシートベルトとチャイルドシートの着用の徹底。これは全国統一の重点項目になっておりまして、2点目の二輪車・自転車の交通事故防止、これにつきましては、都独自で重点項目としているものです。
それから5点目ですが、区の実施内容ですが、まず運動の周知の方法として、「広報としま」、「としまテレビ」等のメディアの活用、あるいは広報車による区内巡回、それから、区の施設におきますポスターの掲示、こういったことによりまして運動の周知を図りました。また、「未組織運転者講習会」ということで、下に囲みで一覧に設けてありますけれども、各警察署と共催いたしまして、計9回実施をしております。また3点目、これはいつも秋の運動に先立ちまして実施しておりますが、高齢者クラブにおきまして交通安全の担当の方、高齢者交通安全リーダーというふうに我々は呼んでおりますけれども、そういう方をお呼びいたしまして研修会を開催して、各警察署の交通課長さんなんかの講話を受けたり、ビデオを見ていろいろな交通ルール、マナーについてのお話をまたそこで聞いたものを地元に戻ってお話をしていただくということで実施いたしました。これが9月9日に実施いたしまして、参加者65名となっています。また4番目、交通安全区民のつどい、これもこの秋にあわせて実施しておるものですが、例年公会堂で実施しておりますけれども、今年は豊島郵便局、あるいは豊島自動車教習所をお借りしまして実施しまして、風間深志さんというバイクのライダーの方をお呼びいたしまして、交通安全講話、あるいは二輪車の実技指導等々を実施しております。参加者は200名でございました。それから、区内の保育園、児童館、小・中学校においては、交通安全ビデオの上映、あるいは散歩保育、通学時における安全通行の指導を行っております。
6点目で、警察の実施内容についてですが、これも運動の周知については、懸垂幕・横断幕、あるいは大型映像の活用によって周知を行っております。また、それぞれの警察署におきまして、交通安全フェスティバル、これは池袋署でふくろ祭りの開催と同時に実施しておりますものですが、それ以外にも二輪車のストップ作戦ということで、これは三署ともやっておりますけれども、交差点付近でバイクに一時停止をお願いして、ライダーへ交通ルール・マナーの啓発を行っていくというものです。また、チャイルドシート・シートベルトの着用キャンペーン、これは交差点で停止している車につきまして、いろいろな啓発用品等を配布して、その着用の方の啓発を促しているものです。また、高齢者の保護誘導というのは、横断歩道で警察官が横断中の高齢者などについて啓発活動を行っているものです。また、それ以外に先程申しました未組織運転者講習会、これは区と共催のものです。それと高齢者交通安全教室、これは警察の方からことぶきの家等に出向きまして、交通安全についてのお話をしていくというものです。また、二輪車の実技につきましても、各警察署で実施しております。また、巣鴨署・池袋署では、高齢者の方の四輪実技などの講習会を実施しております。
裏面をご覧いただきたいと思います。7点目、運動期間中におけます交通事故発生状況、これにつきましては、昨年と今年の交通安全運動期間中の比較でございますけれども、項目でお亡くなりになった方については、それぞれゼロということは変わりございませんけれども、事故件数、あるいは負傷者数については増となっております。ちなみに、東京都全体では、本年、人身事故の件数が期間中2千303件、昨年が2千273件ですので、30件ばかり増になっております。また、死者の数につきましても、本年9名、前年6名ということで、3名増です。それから、負傷者数につきましても、本年が2千623名、前年が2千594名ということで、29名の増ということで、この期間中に関しましては、都と区、それぞれ増となっているところでございます。
ご報告は以上ですが、最後に1点、おわびと訂正を申し上げたいと思います。前回、春の交通安全実施結果につきまして、7月のこの委員会におきまして、村上委員から、このいわゆる報告書、各団体の実施団体についての報告書の提出率、私の方50から60というお話を差し上げたのですけれども、全体を並べますと三十数%ということで、申しわけありません、訂正させていただきます。
以上でございます。
○
小林ひろみ委員長
説明が終わりました。ご質問はございますでしょうか。